D1亀水 イギリス・オックスフォード大学留学

 

昨年10月から今年の1月半ばまで3か月半、D1亀水がイギリス・オックスフォード大学へ研究留学に行きました。

渡英便の大遅延、バスの乗り間違え、スマホの電波が繋がらないなど、様々なアクシデントを乗り越えて無事にオックスフォードへと到着しました⇩

Fig. 1 オックスフォードでの日々

(a) クライストチャーチカレッジ。オックスフォード大学で最も規模の大きなカレッジ。ハリーポッターの撮影舞台にも使われたようです。
(b) 通学路にかかるテムズ川の上を通る橋。オックスフォード滞在中、ほとんど毎日雨が降り、霧がかかっていました。
(c) アリスショップ。童話『不思議の国のアリス』はここオックスフォードから生まれました。
(d) スコッチウィスキー。留学中にウィスキーの魅力や奥深さに開眼してしまいました。
(e) ラボの概観。オックスフォード中心地からバスで30分離れた場所で研究していました。
(f) ため息橋。ため息が出るほど美しいことからそう名付けられたようです。
(g) オックスフォードの街並み。何百年も続く学術都市は何処を撮っても絵になります。

 

10月中旬のスウェーデンで開催された国際学会終了後、時間を見つけてロンドンを観光しました⇩

Fig. 2 ロンドン観光

(a) バッキンガム宮殿。こんなに綺麗な所に人が住んでいるのか…と嘆息してしまいました。
(b) 大英博物館。ツタンカーメンやロゼッタストーン、日本の茶室など、世界各国のお宝が詰め込まれていました。全部見て回るのに早歩きで2~3時間要しました。
(c) ウェストミンスター寺院。私が観光した数日後、この周辺で大規模なデモ活動があったようです。
(d) タワー・ブリッジ。今も現役の跳開橋。まるで城のような威圧感・重厚感がありました。

 

11月半ばにはイギリス北部・エディンバラへ観光に行きました⇩

Fig. 3 エディンバラ観光

(a) エディンバラ空港。ロンドンから飛行機で一時間ほどで着きました。
(b) プリンセスストリートと(c) カールトン・ヒルからの眺め。ロンドンやオックスフォードとは違う壮麗な美しさを感じました。
(d) エディンバラ城。ハリーポッターの学生寮『ホグワーツ』のモデルになったとか/ならなかったとか…

 

オックスフォード滞在中、現地のイギリス人家庭の元でホームステイさせていただきました。洗濯やベッドメイキング等で沢山お世話になりました⇩

Fig. 4 ホームステイ先にて

(a) キングサイズのベッド。研究所での作業で疲労困憊になった体をゆっくりと休められました。
(b) 家周辺の街並み。レンガを基調とした頑丈な作りの家が沢山見受けられました。
(c) クリスマスパーティーのご馳走。クリスマスソングを聴いて喋りながら美味しく食べました。
(d) ソメイヨシノ。オックスフォードを去る直前、近所の桜が早くも開花しているのに気が付きました。

 

帰国直前、トルコ・イスタンブールへ旅行に行きました⇩

Fig. 5 ガラタ橋上から見えたアヤ・ソフィア。イスラム系の宗教施設が沢山建っていたのが印象的でした。

 

残念ながら、研究はあまり順調に進みませんでした。イギリスは日本より時間の流れがゆったりとしているためか、大学の事務手続きや研究者との打ち合わせなどが思い通りに進まず、歯がゆさを感じさせられました。”日本以外の文化を味わう”というのも今回の留学の一つの目的でしたが、研究が進まなかったことをも前向きに捉え、今回培った経験値を北大やつくばでの研究に活かしたいです。イギリスで3か月間暮らしてみて、日本がどれほど恵まれている国であり、魅力的な国かを何度も痛感しました。トイレは綺麗。食べ物は安い、しかも美味しい(イギリスは…)。治安の良さは世界でも屈指。人種差別などほとんどありません。そんな日本に生まれ育ったことを心から誇りに思いました。大学院修了後、日本を今よりもっと魅力的な国にすべく、研究者、或いは技術者として日本に貢献したいと考えています。

(文責)D1亀水